芝生ってなあに
イネ科の進化

 イネ科は、8000とも10000とも言われる多くの種が含まれる大きなグループです。その中で、世界中で芝生として使われる草は、数十種類ありますが、キビのなかまスズメガヤのなかまウシノケグサのなかまの3つのグループに分けることができます。

 イネ科の祖先は、恐竜たちの生きていた中生代ジュラ紀(およそ2億年前)にヒマラヤ周辺で生まれました。そこから、地球上の気候の変化(温度や雨の量)に合わせながら、進化してきたと考えられます。

イネ科の進化のながれの図

 キビのなかまは、もともと生えていた亜熱帯地方の暑くて湿った気候に、合うように変化しました。どんなに気温が高くても、栄養を作り出すことができます。
 暑いところで使われるセントオーガスチングラスが、このなかまです。

 スズメガヤのなかまは、乾いた気候に合うように変化した草です。また、この中には海の水をかぶっても枯れない草もあります。また、キビのなかまと同じように、どんなに気温が高くても、栄養を作り出すことができるのと同時に、寒さにつよくなった種類もあります。
 日本にも自然に生えているノシバコウライシバや、バミューダグラスが、このなかまの芝草です。

 ウシノケグサのなかまは、寒さに強くなりました。この中には零下30℃でも枯れない種類もありますが、その代わり、暑さには弱くなってしまいました。気温が30℃を越えると、急に元気がなくなり、伸びつづけることができなくなってしまいます。
 クリーピングベントグラスケンタッキーブルーグラスペレニアルライグラストールフェスクなどがこのなかまです。

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