芝生のお手入れ
芝草の病気

芝生の病気


 芝生がなにかの原因で、元気に伸びなくなるとき、病気になったといいます。一般的には芝草に病気をひきおこす力をもった菌やウィルスに感染したことによって、芝生の元気がなくなったり、枯れたりすることを、芝生の病気といいます。

 芝草に病気をひきおこす代表的なものは、糸状菌(しじょうきん)というカビの仲間です。珍しい菌ではなく、ふだんは土で生活しています。それが、何かのきっかけで芝草の体の中に入りこみ、繁殖をはじめ、芝生の元気がなくなってしまうのが病気です。

 原因となる菌によって、症状の出かたもちがいます。芝生が全部枯れてしまう菌もあれば、ほとんど気付かないような症状の菌もあります。

ラージパッチ テイクオールパッチ
ラージパッチ テイクオールパッチ
コウライシバ、ノシバ、セントオーガスチングラスがかかるリゾクトニアという菌による病気。円形に枯れてしまうこともあります。
クリーピングベントグラスがかかる病気。黄緑色のはん点が出ますが、枯れてしまうことはありません。

芝生の病気を防ぐ方法


 人間と同じように、いつも元気であれば、なかなか病気にはかかりません。しかし、気温や水、肥料、使い方など、ストレスを受けつづけると、元気がなくなり、病気にかかってしまいます。ですから、病気を防ぐには、ちゃんと手入れをすることが、一番大切です。

 また、芝草の中には、病気にかかりにくい種類や、かかっても病気より強い種類もあります。芝生を作るときには耐病性の芝草をえらび、そのような力を引き出す手入れをすることによって、病気による被害は少なくなります。

チバグリーンB-1
耐病性クリーピングベントグラス(右半分)
左半分は耐病性ではない種類のクリーピングベントグラス。

病気にかかったら


 芝生に元気がなくなったら、まず、原因をつきとめることが大切です。もし、原因が病気であったら、その病気の原因となる菌のことを調べます。そして、その病気によって芝生が枯れてしまうおそれがあるときは、芝生にいる菌の数を減らさなければいげません。肥料や管理作業によって菌の数を減らせる場合もありますが、殺菌剤(さっきんざい)を散布しなければならないこともあります。

 殺菌剤にはいろいろな種類があり、効果がある菌は決まっています。また、決められたまき方をしなければ効果はありません。専門家に相談し、正しいまき方をしなければなりません。

 芝草の種類や、その場所の気候によって、病気にかかりやすい時期や菌の種類は、だいたい決まっています。病気になりやすい時期には、特に注意して芝生を観察する必要があります。早く発見し、早く菌などの原因をなくすことが、芝生の手入れには大切なのです。

殺菌剤をまく様子
殺菌剤をまく様子
肥料や水と同じように、均一にまかなければなりません。
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