芝生のお手入れ
肥料

芝生手入れのもう一つの基本


 芝刈りと同じように、芝生を芝生としてたもつために、必要な手入れです。

 上に人が乗れば、芝生はいたみます。はげしい運動をしたり、たくさん芝生を使ったりすると、そのいたみも大きくなります。そのいたみから回復するためには、芝草がたくさんの栄養をすって、元気に伸びなければいげません。そして、元気に伸びれば、芝刈りをする必要がでてきます。

 つまり、肥料と芝刈りは、2つ車輪のようなものです。きれいな芝生をたもつためには、2つの車輪が同じように回ることが大切なのです。肥料をあげ、元気に芝草が伸び、それをきちんと刈っているのが、きれいでたくさん使える芝生です。そして、そのような元気な芝生には、他の草がなかなか生えにくくなり、また、病気にもかかりにくくなります。

 肥料が必要だからといって、たくさんあげればいいのではありません。芝草が吸える量より多くの肥料をまくと、土に肥料が残ってしまい、それが病気の原因となる菌の栄養となってしまいます。また、あまった肥料が雨でながれると、川や海を汚すことになってしまいます。ですから、肥料は芝草が欲しがっている分だけ、すえる分だけまくことが大切です。

 私たちの食べ物にも米や肉、野菜などいろいろあるように、肥料にもいろいろな成分があります。季節によって、芝草が欲しがる成分は違います。野菜が必要なのに肉ばかりでは、元気になれません。それと同じように、必要な成分の入っている肥料をまけば、芝生は元気でじょうぶになります。


芝生の肥料


 肥料にはいろいろな肥料があります。作物や野菜を育てるための肥料。花をきれいに咲かせるための肥料。もちろん、芝生をきれいにする肥料もあります。

 芝生向けの肥料は、次のような特ちょうがあります。

ゆっくりとける
芝草は、急にたくさんの肥料を吸うことができません。また、じゅうたんのように生えているので、肥料が葉や茎に肥料がちょくせつふれるので、とけやすい肥料では、やけどのようになってしまうことがあります。
芝草のほしがる成分が入っている
芝草が特に必要な成分が入っている肥料があります。作物や野菜、花などは、土にいろいろなものをまぜ、それに種をまいたり苗を植えたりします。しかし、芝生の場合、一度芝生にしてしまうと、土にまぜることはできません。ですから、そのような成分は、肥料としてまかなければなりません。

 芝生用の肥料は、むらなく均一にまきやすいので、粒の肥料がほとんどです。しかし、急いで芝草にすってもらいたいときのために、液体の肥料もあります。液体の肥料は、すうのは早いですが、効果はすぐになくなってしまいます。

肥料をまくようす
肥料をまくようす

肥料のまき方のコツ


 芝生に肥料をまくうえで、一番大切なことは、むらなく均一にまくことです。肥料がたくさん落ちたところと、あまり落ちなかったところでは、伸び方がちがってしまいます。そうすると、芝刈りで刈られる部分がちがってしまい、枝分かれ(分げつ)の数がかわってしまうこともあります。そうなると、芝草の生え方がちがってしまい、草の少ないところがいたみやすくなります。

 肥料をむらなくまくには、芝生用の肥料まき機を使います。

ドロップシーダー ロータリースプレッダー
ドロップシーダー ロータリースプレッダー
むらなく種を落とす機械。肥料もきれいにまくことができます。
およそ2mの幅で肥料を遠心力で飛ばす機械。種もきれいにまくことができます。
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