芝生のお手入れ
昆虫の害

芝生と昆虫


 バッタなど草を食べる昆虫は、芝草の葉っぱが大好きです。よく観察すると、ところどころに虫たちが食べたあとがみつかるはずです。牛や馬と一緒に生きていけるぐらいなので、ほとんどの場合、そのぐらい葉を食べられても、芝生はへっちゃらです。

 でも、中には昆虫に芝生が負けてしまう場合もあります。そのような時、芝生が部分的に枯れたり、ひどい場合は全滅してしまうことがあります。


芝生に害の出る昆虫


 芝生に卵を産むガの仲間、コガネムシの仲間などがいます。卵からかえった幼虫は、芝草の根を食べます。根を食べられた芝草は、水を吸うことができなくなるため、枯れてしまいます。

 このような害は、地面の中で進むのでなかなか発見できず、芝生が枯れてきたときには手遅れとなることが多いです。また、ガの幼虫の場合は、1〜2日で1000平方メートルもの芝生の根を食べてしまうこともあります。

昆虫に根を食べられた芝生
昆虫に根を食べられた芝生

昆虫の害を防ぐ方法


 昆虫の害は、親がたくさんいなければ発生しません。まわりに林や畑があれば、たくさんの親がいるかも知れませんが、町の中ではそれほどいないでしょう。畑やたんぼがある場合は、どのような虫の害があるか調べると、芝生の害の予想がつくこともあります。

 芝生に害を及ぼすような昆虫用のわな(トラップ)をしかけ、そのわなにかかった昆虫の数や種類を調べ、被害の出そうな時期を予想します。

 また、昆虫の種類によっては、芝生の弱っている部分から食べるものもいます。どのぐらい食べられれば枯れてくるかは、芝草の種類や元気さによってちがいます。病気と同じように、芝生がいつも元気でいるよう手入れをすることが大切です。


害が出そうな時は


 殺虫剤をまき、芝生の根を食べる幼虫の数をへらさなければなりません。虫に寄生して殺す線虫(生物農薬)をまくこともあります。

 昆虫の種類によって、効果のある殺虫剤は違います。また、土の中にいる幼虫に届かなければならないので、まき方を工夫する必要があります。専門家に相談すしましょう。

 病気と同じように、早く発見し、早く対策をとることが大切です。

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