芝生のお手入れ
芝刈り

芝生手入れの基本


 芝生を芝生としてたもつために、もっとも大切な作業です。

 芝刈りをすることにより、芝草は横に伸びるようになります。そして、茎の横から枝わかれ(分げつ)し、低い草丈でもたくさんの光が当たるように、葉を横にひろげます。これは草を食べる動物と一緒に生活できるように、長い年月をかけて芝草が進化した結果です。

 芝刈りをしないと、芝草は上に向かって、伸びるようになります。上に伸びると、下の方の葉には光が当たらなくなるので、やがて根元の方の葉は枯れ落ちてしまいます。このようになると、もう芝刈りをすることも、上に乗ることもできなくなります。

刈らない芝生
長い茎の先だけに葉がついている刈らない芝生

芝生の刈り方


生長点 植物の伸びている部分のことを、生長点(せいちょうてん)といいます。この部分で葉をつくり、先の方へ押し出しています。

 芝草の生長点は、茎の一番先についている葉のつけ根のあたりにあります。それより上の部分で刈れば、その生長点でまた葉をつくることができます。芝刈りをしないと、その生長点が上に上がってしまいますが、しっかり芝刈りを続けていれば、生長点は低いままです。

 しかし、生長点より下の部分で刈ってしまうと、生長点がなくなってしまうため、その茎は枯れてしまいます。このようになってしまうことを、軸刈り(じくがり)といいます。軸狩りすると、季節や種類によっては、その芝生全部が枯れてしまうこともありますが、ほふく茎や根から芽が出て、長い時間はかかりますが、もとに戻ることもあります。

 軸刈りにならないように芝刈りを行うためには、どんなに芝生が伸びていても、刈る部分を草丈の3分の1より小さくすることです。つまり、草丈の3分の2は、必ず残すことです。

 一度、生長点が上がってしまうと、なかなか下げることはできません。専門家でも、何ヶ月もかけて、ゆっくりゆっくり刈る高さを下げ、少しずつ草丈を低くしなければなりません。

 ですから、刈る必要があるときは、きちっと刈ることが大切です。

芝刈りのようす
芝刈りのようす
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