芝生のお手入れ
芝生を若がえらせる

芝生の若がえり作業


 芝生が元気よく育つと、だんだん密度がたかくなり、やがてきゅうくつになります。そうすると、根が伸びる場所がなくなってしまいます。また、茎や葉が古くなると、どうしても元気がなくなってきます。

 芝生の上で遊んだり、芝刈りをしたりするうちに、地面もだんだん固くなり、地面の上に、刈った葉が積みかさなってきます。畑の作物の場合は、株と株のあいだをたがやし、水や空気を通りやすくすることができますが、芝生の場合はできません。

 このような芝生を、リフレッシュすることを、若がえり作業、専門的には更新(こうしん)作業といいます。


芝生の若がえらせ方


 芝生を若がえらせるには、いくつかの方法があります。それぞれにききめがちがい、芝草の種類によってもよい方法はちがいます。しかし、どの方法でも、芝生には大きな負担となり、一時的に芝生の元気はなくなるので、いつやるかも大切です。作業のあとは、肥料とたっぷりの水をまき、十分に休ませます。また、乾きやすくなるので、休ませている間の水まきには注意が必要です。

 芝生の専門家に相談し、いちばんふさわしい方法を選ぶことが大切です。

サッチング
 芝草の間の地面にたまっている刈った葉のことをサッチといい、このサッチをとることをサッチングといいます。金属のくまでなどでひっかいたり、サッチングのできる芝刈り機などでおこないます。
 芝生には負担の少ない方法なので、1年に何回もおこなうこともあります。
芝刈り機のカッティングユニット サッチングリール
芝刈り機のカッティングユニット サッチングリール(矢印)
サッチングのできる芝刈り機の刃の部分です。
細い板が回転しサッチをとりのぞきます。
目土
 芝生に土や砂をまき、根の生える場所や生長点を少し上げる作業です。まく土や砂は、芝生の植わっている地面と同じものをつかいます。  目土をやるまえには、サッチングをした方が効果的です。また、スライシングやコアリング、インターシーディングなどと組み合わせておこないます。
目土の様子 目土の様子
目土の様子 目土の前(上)と後(下)
ケンタッキーブルーグラスの上に、目土(砂)をまいています。
目土をまくと、土の上に生長点が上がってきます。
スライシング、バーチカッティング
 芝生にたてに切れ込みを入れる作業です。表面から5〜10cmほど地面の中まで切ります。スライシングは切るだけですが、バーチカッテニングは古い根などをかきだします。
 特にバーチカッティングは、芝生にたいする負担が大きいので、年に多くても2回しか行いません。作業のあと、かならず目土をやり、肥料をまきます。
スライシング バーチカッティング
スライシング バーチカッティング
ほとんどあとがつきません。
古い根などをかきだします。
コアリング、スパイキング
 芝生にたてに穴をあける作業です。スパイキングは太い針をさすだけですが、コアリングの場合は刃のついたパイプで穴を抜く方法です。
 高い水圧の水で、芝生の根を切らずに、穴をあける方法もあります。
コアリング コアリング機械
コアリング コアリング機械
抜いた土はあとで集めます。
インターシーディング
 バーチカッティングやコアリングをした芝生の上に、種をまくことをインターシーディングといいます。生えている芝草と同じ種類をまくことが多いですが、芝草の種類を変えたり、増やしたりするため、違う種類の種をまくこともあります。
インターシーダー インターシーディングのあと
インターシーダー インターシーディングのあと
スライシングをしながら、その溝に種を落とす専用の機械。
溝をきり、種を落とした様子。
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